前回の「端末加工」に続き、今回は弊社の技術の柱である「パイプ曲げ加工」についてお話ししたいと思います。

工場のベンダー(曲げ機)から、滑らかな曲線を描いてパイプが送り出される瞬間。
私は今でも、その光景を眺めるのが好きです。
一見、機械が自動で曲げているように見えますが、実はそこには「機械と人間の真剣勝負」があります。

パイプという素材は面白いもので、同じ材質、同じ太さであっても、一本一本にわずかな個性があります。
硬さや粘り、跳ね返りの強さ。それらを瞬時に見極め、機械の設定に落とし込み、時には金型に微調整を加える。

ここで活きるのが、やはり私たちのルーツである「松村機械製作所」時代に培った知識です。

「この機械なら、この厚みのパイプをここまで曲げても耐えられる」 「このR(半径)でシワを出さないためには、このタイミングで力をかけるべきだ」

自社で機械を設計・製造してきたからこそ、私たちは機械の「限界点」を知っています。
そして、限界を知っているからこそ、そのギリギリのラインを攻める「挑戦」ができるのです。

正直に申し上げて、難易度の高い曲げ加工では、最初から完璧にいかないこともあります。
しかし、私たちはそこから逃げません。
試作段階で徹底的にぶつかり、失敗をデータに変え、量産段階では「当たり前のように高品質」な製品を送り出す。

この「失敗を恐れず、最後には形にする」という泥臭い姿勢こそが、MATSUMURAの誇りです。

端末が整い、美しい曲線が描かれた。
その次、いよいよ製品としての「命」を吹き込む最終工程が待っています。

次回は、バラバラだったパーツを一つの完璧な製品へと昇華させる「炉中ろう付け」について。
私たちのワンストップソリューションの「絆」の部分を、お伝えできればと思います。

これからも、挑戦し続ける株式会社MATSUMURAをよろしくお願いいたします。

MATSUMURA公式Instagram『MATSUMURAの曲げ加工について』

ありがたいご縁に感謝いたします🍀